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物標の相対速力 20ノット
シナリオ4
自船の針路 000度
自船の速力 25ノット
物標の距離 8海里
物標の方位 045度
物標の相対針路 225度
物標の相対速力 20ノット

 

付録3

センサー誤差

 

3.8に引用した確度値は、下記のセンサー誤差に基づいており、また、船舶にとう載する航海設備に関するIMOの性能に従った設備に対して適当なものである。
注:σは標準偏差を意味する。
レーダー
ターゲット・グリント(シンチレーション)(200メートルの長さの物標に対して)
物標の長さ方向にそって、σ=30メートル(正規分布)
物標の幅の方向に、σ:1メートル(正規分布)
ロ ル・ピッチ方位
方位誤差は目船の周囲の4象限のそれぞれにおいて物標に対して相対方位045度、135度、225度及び315度に最大値があり、また、相対方位O度、90度、180度及び270度において零となる。この誤差は横揺れ周期の2倍の周期で正弦変化する。
10度の横揺れに対する平均誤差は0.22度に最大値0.22度の正弦波を加えたもの
ビームの型 σ=0.05度の方位誤差を生じる正規分布と推定される
パルスの型 σ=20メートルの距離誤差を生じる正規分布と推定される
空中線のバックラッシュ 最大±0.5度での方位誤差を生じる方形分布と推定される
定量化
方位 最大で±0.01度の方形分布
距離レンジ 最大で±0.01海里の方形分布
方位エンコーダは正規分布でσ=0.03度の方位誤差を生じる遠隔同期で作動するものと推定される。

 

 

 

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